難しい問題から逃げる生徒をどのように変えていくのか
こんにちはaruyobi講師です。
今日は、土曜日。僕の勤める塾にとっては一番生徒が集まる日、ある意味、小さな「祭り」のようなものです。朝早くて、夜も遅くなって大変だけど、授業をたくさんできるのはとても充実感があります。
さて今日のテーマは難しい問題を避ける生徒、逃げる生徒についてです。
僕の塾は自立学習型なので、生徒のやる気、モチベーションが授業の質を作っていくのです。
僕は能力開発教科を担当しているので、イメージする能力や仮説思考力はもちろん、学習姿勢や習慣を変えていくことが、生徒を教育していく上でのテーマだと思っています。
ツイッターで日々個人塾の先生方の発信を見ていても、生徒の成績を上げることよりも、生徒の学習習慣を変えていくこと、それによって、最終的には「塾の必要ない」十分な学習能力を持った人間に成長してもらう、そういうことに力を入れられているな、と感じる日々です。
能力開発教材は、最初は比較的簡単なものから始まりますが、進むごとに徐々に問題のレベルが上がっていきます。
ここで、本人にとって難しいと感じる問題に少しでも直面したときに、自分の頭で考え抜いて、解決できるか、
それとも身近な人(親や先生など)に聞いてしまって、自分の頭で考え抜くことを怠ってきた生徒では、伸びに差が出てきます。
しかし、自分の頭で考え抜くことができず、教えてもらって当然、という姿勢の生徒を、自分の頭で考えぬくことのできる生徒にするのは容易なことではありません。
能力開発教材は基本的に質問禁止です(したとしても、問題の意味がわからないときのみ)。僕は先輩の塾経営者の授業を勉強させていただいて、自分の授業でも容易に質問をできないような環境を作っているので、自分の頭で考えられない生徒はレベルが上がるとそのうち行き詰って何もできなくなります。
周りの生徒が、自分の頭で考えて、集中してがんばっている中で、質問をしに行くことしかできない生徒はなにもできない、という状態が続きますが、そういう環境に1年2年置くことによって、初めて習慣が変わっていくことが考えられます。これも、先輩塾長から教わったことです。
まだ、明確な改善は起きていない、少なくとも僕が気づくレベルまでには達していないというのが現状ですが、このまま全力の自立学習指導を続けて、僕の授業を受ける生徒たちがさらに学習能力に磨きを掛けて、受験に合格したり、勉強を楽しむことができるようになったりしてほしいと思います。いや、難しい問題に好んで立ち向かう、そんな生徒にさえなってくれれば、僕の指導はうまくいったといえるでしょう。そんな生徒たちを見る日をいつか夢見て、授業をがんばって行きたいと思います。