集中空間の設計のために、生徒と信頼関係を構築する
教室の雰囲気というのは、中で勉強している生徒にとっても、外から入ってくる生徒にとっても重要だ。
生徒にとっては、引き締まった空気というのは、塾で勉強して何かを達成したいと考えている生徒にとって理想である。
しかし、必ずしも真剣に勉強したくて塾に来ている生徒ばかりではないことも事実で、そのような生徒が騒ぎ出すと、教室がうるさくなって真剣に勉強したくて来ている生徒にとっては非常に邪魔である。
もちろん、僕は真剣に勉強したくて来ている生徒を最大限応援したいので、引き締まった空気づくりをできる範囲ではあるが努力しているつもりだ。
うちの塾は自立型なので、生徒一人ひとりのやる気が教室の空気を作っている。
なので、生徒一人ひとりとのコミュニケーション、信頼関係を構築することが集中空間づくりへの大事な布石である。
信頼関係を構築しながら、生徒に合わせてモチベーションを上げる言葉をかけていく。
生徒が言うことを聞いてくれるかどうかは、どれだけ生徒と勉強に向かわせるためのコミュニケーションを取れたかどうかである。
雑談などは信頼関係を構築する上では、一切必要ないと思っている。僕自身が生徒と雑談したくない、と言うのもあるが。
また、生徒とある程度距離を取って接しなければ、舐められる原因になる。特に生徒の年齢が高くなってくればくるほど、距離感というのは、細心の注意を払っていくべきものだと感じる。
無理に生徒と仲良くする必要はない。それどころか、仲良くしようとすると、先ほど述べたように舐められる原因となる。
また、家庭環境なども生徒との接し方に重要な参考となる場合がある。例えば、親に甘く育てられた子供は、強く叱ったりしても、反発されて言うことを聞いてくれない。そういう生徒には、基本的にニコニコして接する、あまり厳しいことを言わず、できたことはどんどん褒めていく。褒めればノってくる。もちろん、やってほしくないことがあれば、叱ることも必要である。
叱るとはどういうことか。基本的には、こちらが生徒に「こうしてほしい」と理由もつけて説明することだと思っている。理由は生徒のメリットとなることを添える。度が過ぎたことがあれば、感情的に起こることも効果がある。あまり多用すべきではないが。
アレコレと述べてみたが、真摯さと生徒への敬意があればできることだ。生徒を子供扱いせず、一人の人間として見るといることである。
そのようなことに注意しながら生徒と接していくと、自分の味方となってくれる生徒が増え、教室全体の雰囲気が変わってくる。
2年目から新しく勤務しだした校舎では、ようやく生徒との信頼関係が構築されつつある。
授業でも引き締まって運営することができるようになってきた、はずだ。。。
だが、僕に変わったからかはわからないが、最近になり休みがちな生徒がいる。今度きちんと面談してコミュニケーションを取っていこうと思う。
まだまだ、生徒への目が完全に行き届いていない。その辺りは、まだまだ経験を積んでいかねばならないと感じている。